覚悟System
これもトレーダー時代から“覚悟System”と自分では命名して使っています。
トレーダーはポジション(金融商品を買ったり・売ったりする価格)を持つとき、リスクとしての損失を予想します。
その一連の行動を“ロスカットルール(損失を限定する基準)”と言います。
そして、その損失の限定は“最悪の状態”を想定しています。
よく効力の無いスピリチュアル本には“最悪の状態”をイメージすると“最悪の状態”が実現すると言って、よくわかっていない人が、さらによくわからない人々を導きます。
“最悪の状態”のイメージは“恐れ”を連れてきます。
よくわかっていない人は、そこから導き出した法則なのかもしれません。
しかし、人生では“最悪の状態”がイメージされても、乗り越えなければならない場面もあります。
逃げてばかりいては、人生は何も前進しません。
「運命を避けようと選んだ道で、人は運命と出会う」の法則です。
最悪の状態を恐れて、拒絶し続け、望まないにもかかわらず、逆にそれを引き寄せている状態と、“最悪の状態”を想定し受け入れることの違いを「識別」することです。
前者では、恐れによって、恐れを引き寄せる周波数にFocusしていることになります。
“恐れ”とは、恐れている対象への知識の欠如です。
“恐れ”は、理解の欠如であり、単に足りない情報があるという感情からのメッセージだということを“LIGHT 2 ”で話しました。
“最悪の状態”を想定し、事前に準備することで足りない情報は極めて少なくなります。
つまり、“恐れ”は極めて少なくなります。
そのうえで、“最悪の状態”を受け入れる“覚悟”を決めることで、「現実創造」としての蓋然性(現実化する可能性)がすべてあぶり出されます。
この“覚悟System”は大きめのポジションを持つたびに使っていました。
“覚悟System”とは、覚悟ができていて、最悪の状態を受け入れ、”心の平穏”を保っている状態のことです。
覚悟を決めるということは、恐れを発生させないことを意味しています。